つらい不快症状改善のツボ-手足のむくみ

手足のむくみを取る「三陰交」「湧泉」「合谷」「曲池」「手の三里」

足のむくみ取りにおすすめな万能ツボ

   足のむくみを解消する方法です。特に夏は暑さのため、水分の取り過ぎやアイスなど冷たいものを取りすぎて、体が冷えてしまい「むくみ」症状が生じます。

足の冷えを取るには「三陰交」「湧泉」ツボ押し、灸で、温めます。
さらに、重要な注意点としては入浴がおすすめ。夏は「シャワーでおしまい」はおすすめできません。シャワーは体温を奪うため、体を冷やしてしまいます。

腰湯で結構ですので湯船につかって汗をかき、体を温めて、水分や毒素を外へ排出しやすい体の環境づくりをしてあげましょう。

「三陰交」は腎経・肝経・脾経が交わるところなので、ツボ刺激やお灸で温めてバランスをととのえましょう。

三陰交(さんいんこう)の見つけ方/

三陰交(さんいんこう)むくみツボ

歩き疲れ、事務仕事などで足にむくみを生じたときに、刺激してください。

三陰交の位置:
足の内くるぶしのでっぱりから、親指3つ分上の位置にあるツボ

指圧法:
両手親指を重ね、ツボに当てて中心に向かい深く指圧します。※緩圧法

緩圧法5-7-5数えながら指圧(図解あり)

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5  を3〜5分間くり返します。

むくみ取りに、足裏の「湧泉(ゆうせん)」

 「むくみ」症状は、末端の冷えによる原因が考えられます。

冷えは全身をめぐっている帰血が上半身に集まっている状態です。「むくみ」をつらいと感じたら、「三陰交」とともに足のうらにある「湧泉」のツボを刺激してみてください。

「湧泉」へ温熱灸をお試しください。圧着くつ下を利用したり、末端から体の中心へ向かってマッサージもよいです。

特にふくらはぎは、いつも柔らかくしておきましょう。

湧泉(ゆうせん)/足のうらにあります

湧泉(ゆうせん)足裏のツボ

ツボの位置:
ふたつの肉のふくらみが足の裏、真ん中ほどで「人」の字形に交わっているところが、湧泉のツボです。足の指を足の裏側に曲げると、大きなくぼみができるところで、左右の足うらにあります。

押し方:
指圧や温熱灸で刺激します。温熱の場合はお線香の火を近づけ、熱く感じたら離します。それを5~7回繰り返します。
ツボと火の距離は1.5センチ程度を目安にしてください。

指圧だとやりにくいという場合は「にぎり棒」や「健康棒」などで、グリグリと押してもよいですね。

合谷(ごうこく)/手のむくみに

「むくみ」の解消はこのツボにおまかせください。オフィスで不快なむくみを感じても、仕事中になかなか足のふくらはぎをマッサージすることができない場合もあるでしょう。

そんなときは手腕の「合谷(ごうこく)」「曲池(きょくち)」「手の三里」は、椅子に座ったまま、まわりに気づかれずに押すことができます。

「合谷」を押して、冷えを解消、水分調整のバランスを整えましょう。その他ストレスや疲労、睡眠不足など、不規則な日常生活からくる不調が原因の場合もありますので、規則的な生活をこころがけるのも大切でしょう。

合谷(ごうこく)を刺激すると頭部の気血の巡りがよくなり大腸の働きを整え、老廃物の代謝をよくするので冷えを解消するとともに肌をきれいにしてくれる効果もあります。もう一点、「むくみ取り」には湯船につかって体を芯から温め冷えを解消することも大切な日常習慣といえます。

合谷(ごうこく)ツボ むくみ取り

ツボの位置:
親指と人差し指の骨が交差するところ。ツボの位置は動くことがあるので、都度さぐって「ひびき」を感じるポイントをみつけましょう。

押し方:
両手のツボを押しましょう。反対の手の親指の腹をツボに当て、手首方向に向かって押し込むように刺激しましょう。※緩圧法

緩圧法5-7-5数えながら指圧(図解あり)

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5 と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5 を3〜5分間くり返します。

曲池(きょくち)/

曲池(きょくち)ツボ むくみ取り

ツボの位置:
ひじを曲げたときにできるよこジワの先端が曲池(きょくち)のツボです。
大腸系を整えるツボで、水分調整や免疫力をアップします。

暴飲・暴食などで大腸系が弱ったとき、曲池(きょくち)は、胃腸系の改善、便秘・下痢・胃下垂・冷え性・ひじの痛み・頭痛・しっしんにも有効な万能ツボです。

大腸系を整えると自然に水分の吸収、排出の改善はもちろん、お肌の状態も整ってきます。合谷(ごうこく)とともに指圧するとさらに相乗効果を発揮します。

押し方:
左右の腕、両方のツボを押してみて、痛みの強い側のツボを、反対側の手のひらで包むようにして、親指の腹をツボに当て、※緩圧法でやや強めに押します。

緩圧法5-7-5数えながら指圧(図解あり)

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5 と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5 を3〜5分間くり返します。

手の三里(てのさんり)/

手の三里(てのさんり)ツボ

ツボの位置:
手のひらを下に向け腕を曲げたときできる肘の横ジワの外端から指横幅3本分手首の方向にあるツボです。

押し方:
左右の腕を組むようにして、片方の親指で指圧する方の腕を抱えるようにして、スジに向かって※緩圧法で3~5分指圧してください。

緩圧法5-7-5数えながら指圧(図解あり)

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5 と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5  を3〜5分間くり返します。