健康・美しさのツボ-白髪・抜け毛

白髮・抜け毛予防のツボ「四神聡」(ししんそう)/「至陰(しいん)」

「四神聡」(ししんそう)/

「四神聡」のツボを押す前に足裏の首、甲状腺ゾーンをマッサージし、頸部や頭部へ栄養を届けるために血行をよくしてあげましょう。

中年以降になると白髪や抜け毛が増え、髪のボリューム感が気になりだすことでしょう。東洋医学では、毛髪を「血余」といい、余った血が髪になるととらえます。

中年以降に白髪や抜け毛が増えてくるのは、血が不足するためと考えられます。 白髪がふえるのはメラニン色素が減少するためですが、その原因は副腎の働きが衰えて、メラニン色素を作り出す酵素が減るからなのです。

そこで、腎の働きを高めて白髪を防ぎましょう。気血を全身にめぐらせ、腎の働きがよくなると、全身の血流とともに、頭皮の血流もよくなり髪の栄養状態が改善します。

「四神聡」のツボへの指圧はホルモンや自律神経を整え、老化防止にも役立ちます。

足裏 甲状腺のツボ 白髪予防

ツボの位置:
四神聡のツボは4つあります。頭頂の百会から、前後左右に親指の幅ぶん離れたところがツボです。

押し方:
両手の中指の先をツボに当て人差し指を重ねて前後左右のツボにあて、5、7、5と数えながら繰り返し3〜5分間くらい指圧します。前後の指圧が終わったら、左右のツボにも指圧し、交互に繰り返します。

その他、温熱刺激をするときは、入浴中にシャワーを使って2〜3分間、42度くらいで4つのツボを同時に刺激します。

四神聡(ししんそう)百会(ひゃくえ)白髪予防

「至陰(しいん)」/

白髪・抜け毛防止に効果的なもうひとつの特効ツボ「至陰」も合わせて指圧しましょう。

至陰(しいん)ツボ 冷え性 白髪予防 大谿 (たいけい) 心臓腎臓膀胱の経絡

ツボの位置:
足の小指のツメの生え際の外側の角からかかとの方向へ1~2ミリ行ったところが「至陰」のツボです。

押し方:
最初に小指全体をマッサージして血行を促します。

至陰のツボを親指とひとさし指で左右からはさみ、※緩圧法で3~5分間指圧します。

5-7-5(緩圧法)と数えながら押し、深く押し続け、圧を弱める

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5 と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5 を3〜5分間くり返します。