こころのリラクゼーション-動悸・息切れ

動悸・息切れを抑えるツボ 「膻中」「中衝」

精神的原因で起きる動悸に有効な2つのツボ 

中(だんちゅう)・中衝(ちゅうしょう)

不安・パニック・緊張・興奮・羞恥など精神的要因からくる動悸には自律神経が関係しています。外出先での応急処置としてその場でできるツボが「中衝」です。

中(だんちゅう)/

ツボの位置:
胸の中央にあり、乳頭を結んだ線が交差するところです。

押し方:
仰向けに寝そべった状態で人指し指をツボに当てて※緩圧法で指圧します。
寝る前にお布団の上で行うといいでしょう。(3~5分)

だん中・中衝(だんちゅう/ちゅうしょう)動悸・息切れ

中衝(ちゅうしょう)/

ツボの位置:
中指第3指の先端で、人指し指側

押し方:
親指と人指し指で、中指のツメの両脇をはさみ中指を引っ張りながら、親指の腹の先で中衝を押します。

緩圧法5-7-5数えながら指圧(図解あり)

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5 を3〜5分間くり返します。

🌟 原因がわからない動悸・息切れの解消には―

走ったり運動をしたり、アルコールを飲んだり、または緊張やストレスなどの原因がはっきりしていて起こる動悸・息切れは正常な反応です。しかし、検査をしても特に原因となる病気や異常がないのに起きる動悸・息切れの解消には、「独陰」のツボが威力を発揮します。

「独陰」は経絡に属さないツボですが、心包系、脾系、腎系の経絡と密接な関係にあることから、原因不明の動悸・息切れの緩和改善が期待できます。

独陰(どくいん)ツボ

独陰(どくいん)/

ツボの位置:
足の第2指(人指し指)の裏側を見ると、指の付け根にヨコジワ(横紋)があります。その上の指先に近いシワの左右中央が、独陰のツボです。

足の第3指の指先に近いシワの左右中央が第2独陰のツボです。「独陰」と同じように「第二独陰」も押してみてください。独陰のツボは足の左右両方にツボがあるので、どちらか強い痛みのある方を指圧してください。

押し方:
足を裏返して反対の手の親指の腹の先端をツボに当て3~5分間指圧します。
お線香での温熱法もよいです。

3-7-3

※通常圧法
1)  1、2、3 と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ押し続けます。
3)  1、2、3 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
3、7、3 を3〜5分間くり返します。