女性の身体の悩み解決のツボ>冷え性

冷え性改善のツボ「至陰」「大谿」「女膝」

体を冷やすということは、免疫力を弱めるということです。体温が下がるとインフルエンザウイルスを取り込みやすくなります。万病のもとともいわれるのが冷え性です。冷え性は肩こり、頭痛、腹痛、めまいなどさまざまな不快症状を引き起こします。

特に夏場は冷房や冷たいものを摂り過ぎる傾向があるので注意したいものです。

至陰(しいん)は腎臓の働きを活発にする冷え性の特効ツボです。

体を冷やさないよう保温をこころがけるとともに至陰(しいん)のツボを押して、腎エネルギーアップ、免疫力アップしましょう。

至陰(しいん)/

冷え性の改善に即効性がある至陰のツボは膀胱経のツボで足の小指にあります。

ツボの位置:
足の小指のツメの生え際の外側の角からかかとの方向へ1~2ミリ行ったところ。

押し方:
最初に小指全体をマッサージして血行を促します。至陰のツボを親指とひとさし指で左右からはさみ、※緩圧法で3~5分間指圧します。

谿 (たいけい) / 

もうひとつの冷え性の改善に効く特効ツボは大谿(たいけい)です。

ツボの位置: 
くるぶしの頂点からアキレス腱の方向へなぞってくると(上図)大きなくぼみで指が止まります。そこが大谿(たいけい)のツボです。

押し方:
ツボの上に両手の親指を重ねて※緩圧法で3~5分指圧します。

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5  を3〜5分間くり返します。

女膝(じょしつ)/

  冷えから来る女性特有の膀胱炎を予防します。

女膝(じょしつ)膀胱炎ツボ

ツボの位置:
足のかかとの後ろで足の裏表の境目は色が変わっているのでわかります。表側は白く、裏側からは赤い(赤白肉際)かかと後の中央赤と白の線の境目が女膝のツボです。

押し方:
刺激する方と同じ側の親指腹を女膝のツボに当て、3~5分間、2、5、2と数えながら指圧します。
座面の低い椅子に腰掛ける、または座布団を折ってある程度の高さにして横座りした姿勢で、押すとやりやすいでしょう。
マッサージ棒を使ったり、お灸での刺激もよいでしょう。※断続圧法

2-5-2/断続圧法

※断続圧法
1)  1、2 と数えながら、浅くサッと圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5 と数えるあいだ押し続けます。
3)  1、2 と数える間に、さっと力を抜き、指を皮膚から離します。
2、5、2 を3〜5分間くり返します。
効果が得られない場合は、温熱療法をお試しください。

冷え対策にとり入れたい根菜類

その他、冷え対策として身体を温める食物、ネギ、ショウガ、シナモン、根菜類(玉葱、にんじん、ハス、大根、ゴボウなど)を意識的に摂りましょう。