つらい不快症状改善のツボ-胃炎

胃炎(慢性胃炎・神経性胃炎)のツボ「れい兌」

昨今はストレスやさまざまな精神的要因で胃の不調をかかえている方も増えてきています。胃液の分泌が乱れ、胃の粘膜がただれる症状が胃炎です。

胃の痛み、おなかの張り(腹部膨満感)、吐き気、さらには寒けやむくみ、足の痛みなどの症状も伴うことがあります。胃にたまった過剰な”気”を発散させることで、みぞおちのあたりの詰まった感じがスッと楽になります。

れい兌(れいだ)/

東洋医学では胃炎は胃経の気血の流れが順調でないために起こる”気の病”と考えられ、ストレスなどの原因で胃が興奮状態にあり、痛みを感じたり不快症状が現れます。

胃経のツボである「れいだ」は足の甲にあります。個々を指圧すると、胃の興奮を鎮める効果に優れ、胃炎の痛みや不快感に即効性があり、みぞおちのあたりがスーッと楽になります。 

胃炎を抑えるツボ/れいだ/足の人差し指

ツボの位置:
足の人差し指の中指側のツメの生え際(つけ根)。左右の足をつまんでみて、痛い方を刺激しましょう。

押し方:
左右の「れいだ」のうち、押すと飛び上がるほど痛い方を押します。床に腰を下ろし、痛い方の足を前に投げ出し足ひとさし指先端のツボをつまむようにして指圧(※断続圧法)します。

2-5-2/断続圧法

※断続圧法
1)  1、2と数えながら、浅くサッと圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5と数えるあいだ押し続けます。
3)  1、2と数える間に、さっと力を抜き、指を皮膚から離します。
2、5、2  を3〜5分間くり返します。