痛みを取り除くツボ-ぎっくり腰
ぎっくり腰/腰痛 改善のツボ 「崑崙」「承山」
ぎっくり腰は俗に「急性腰痛」といい、突然ギクリと激しい痛みが腰に走り、そのまま身動きができない状態になります。一度起こると繰り返す場合が多いです。
軽い症状の場合は崑崙(こんろん)のツボは自分で押せる位置にありますが、重くなると背中や足にあるツボと合わせて治療します。
ぎっくり腰になってしまったら、保温と安静を心がけましょう。
● 崑崙(こんろん)/
背骨に沿った縦のラインの腰痛には足にある"崑崙"のツボが症状を改善させます。
▼ツボの位置:
足の外側くるぶしの突起に手指をあて、うしろの方へずらすと、アキレス腱のへりがあり、そこが"崑崙"のツボです。押したときに痛みを感じます。
▼押し方:
腰痛がある場合は左右どちらかがまたは、両方が腫れているはずです。腫れがひどい側を数分間押します。これを繰り返します。
※緩圧法
1) 1、2、3、4、5 と数えながら、圧を加えます。
2) 1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3) 1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5 を3〜5分間くり返します。
●ぎっくり腰の特効ツボ>腎兪、大腸兪、上りょう、関元兪
自分では押せない位置にありますが、その他ぎっくり腰治療の特効ツボがあります。
背中側から腎兪(じんゆ)、大腸兪(だいちょうゆ)、志室(ししつ)、上りょう(じょうりょう)、関元兪(かんげんゆ)は力を入れすぎず加減しながら指圧し緊張をゆるめます。
● 承山(しょうざん)/
足のふくらはぎ中心部にあるツボ、承山(しょうざん)を繰り返し指圧すると、ぎっくり腰の症状がやわらぎます。
▼ツボの位置:
ふくらはぎの中心線上を上にたどると、腱と筋肉の変わり目のところの盛り上がりにぶつかって止まります。盛り上がりの手前に承山のツボがあります。
▼押し方:
床に足を投げ出して座り、症状のある足を軽く曲げます。両手の親指を重ねてツボに当てます。他の指ですねを包むように抱え、承山のツボを※断続圧法で、3〜5分筋肉がゆるむまで指圧してください。
【注意点】激しい痛みがおさまってから、腰の保温に注意しておこなってください。
🌟ぎっくり腰に合わせて指圧したい足のツボは、両足首前面にある解谿(かいけい)、足の三里は強めに押しますが、これら足の指圧は特にぎっくり腰にはよく効きます。
※断続圧法
1) 1、2 と数えながら、浅くサッと圧を加えます。
2) 1、2、3、4、5 と数えるあいだ押し続けます。
3) 1、2 と数える間に、サッと力を抜き指を皮膚から離します。
2、5、2 を3〜5分間くり返します。