女性の身体の悩み解決のツボ-自律神経

自律神経の不調をラクにするツボ 首の後ろ「大椎(だいつい)」

首の後ろの大椎(だいつい)を刺激して、全身の気の流れをスムーズにしましょう

自律神経は、内臓、血管、汗腺などの働きをコントロールして健康で快適な状態を保つ神経です。交感神経と副交感神経を絶妙なバランスでコントロールしつかさどる全身の要(かなめ)ともいえます。自律神経のバランスが崩れると全身の働きに混乱と乱れを引き起こし、さまざまな不調が現れます。
めまい、不眠、食欲不振、無気力、味覚障害などは一例で原因不明の不調は自律神経の乱れに関係しています。自律神経のバランスを整えるツボは首の後ろにあり、第7頸椎の下にあります。

● 大椎(だいつい)/

首の後ろの背骨(頸椎)が胸椎につながるところがツボの位置です。

ツボの位置:
頭を前に曲げて首の後ろに手をまわし頸椎を下へなぞると、骨のでっぱりがありますこれが第7頸椎のの突起です。そのすぐ下にある骨のくぼみが大椎です。

押し方:
手指で押すときは、人指し指の上に中指を重ねて※緩圧法で指圧しましょう。(3~5分間)自分では指圧しづらいという場合は、温熱刺激もよいです。ドライヤーの熱風や、熱めのシャワー(42度くらい)を大椎の部分に当ててあげると効果的です。

また、更年期にさしかかる女性は特にこの部分を冷やさないことが大切です。外出時はスカーフやマフラーなどで首周りを温めるようにこころがけましょう。

夏の冷房で不調を来した人の多くは、首の後ろに集中する自律神経を冷やしたことが原因かもしれません。首の後ろを保護するようにしてください。

大椎(だいつい)首の後ろ
大椎(だいつい)押し方首の後ろ
緩圧法5-7-5数えながら指圧(図解あり)

※緩圧法
1)  1、2、3、4、5 と数えながら、圧を加えます。
2)  1、2、3、4、5、6、7 と数えるあいだ深く押し続けます。
3)  1、2、3、4、5 と数える間に、力を抜き指は皮膚から離しません。
5、7、5 を3〜5分間くり返します。

不安・落ち込み・動悸を抑える足のツボも参考にしてください。

ホルモンバランスを整える足裏のツボゾーン「甲状腺」「太陽神経叢」は、”自律神経”のバランスを整えるのに重要なツボです。
首のうしろ「大椎」は冷やさないように意識しましょう。
秋から冬にかけて季節の変わり目に体調をくずしがちな人は、夏の暑い時期に首まわりをスカーフなどでガードし、冷やさないように。
冷えに充分注意することにより、体調をコントロールしてください。

足裏ゾーン/甲状腺/太陽神経叢