アレルギー性症状改善のツボ-喘息
ぜんそく改善のツボ「合谷」「足の三里」「中府」「孔最」
ほとんどのぜんそくは、気管支ぜんそくといわれるものです。発作的にせき込んだり、のどの奥がゼーゼー、ヒューヒューいうなど、ひどくなると顔面蒼白となり呼吸困難を引き起こします。
アレルギー疾患の代表的なもので、虚弱体質のひとにも多く見られます。
● 合谷(ごうこく)/
▼ツボの位置:
手の甲の、親指と人差し指の付け根で、骨がV字に交わったところにできた窪みがツボの位置です。
▼押し方:
下方手首の方向に向かって押します。胃腸の働きと密接な関係
にあるツボで、頭痛や疲れ目にも効果的です。
● 足の三里(あしのさんり)/
▼ツボの位置:
むこうずねの外側でヒザから指幅4本分くらい下のツボ。胃経に属するツボで胃弱、下痢にも効果的なツボです。
▼押し方:
自分の指で押すには力が入りにくい位置ですが、仰向けに寝た状態で片方の足のかかとを使って押すと気持ちがいいです。
● 中府(ちゅうふ)/咳き込み・息苦しい時
ひどいせき、息苦しさをやわらげます。
▼ツボの位置:
鎖骨の下、第2肋骨(ろっこつ)の外側と、肩の関節の間のくぼんだ位置。
▼押し方:
<家の人に押してもらう場合>
あおむけに寝て鎖骨下のツボの位置に両手の親指を当て、両肩をつかむようにして指圧します。
<自分で押すとき>
片方ずつ押します。押す側と反対の手の親指をツボに当て、肩を両手で掴むようにして押します。
ひどいせきや呼吸の苦しさをやわらげる効果があります。
● 孔最(こうさい)/咳が止まらない時
激しく咳き込んだときに、強めの指圧が効果的です。
▼ツボの位置:
前腕部手のひら側の親指で、前腕部をひじから見て3分の1くらいのところ。
▼押し方:
親指で「ぐっ」とつかむように力を入れて指圧します。
激しい咳込みが起きたときには、このツボを少しの時間、もむように押していると、しずまることが多いです。
激しいせき込みをしずめるほか、胸の痛みや息苦しさを緩和する効果もあります。